洗濯代行としてのクリーニングサービス | 家庭洗濯とクリーニング | 東京都クリーニング生活衛生同業組合

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洗濯代行としてのクリーニングサービス

共働き家庭が増える中、家事に費やせる時間がなかなか取れない人も増えているかもしれません。世の中には、そうした問題を解決する様々な代行サービスが増えています。
ところで、クリーニングサービスも古くから続く代行サービスでもあります。このページでは、クリーニングサービスを利用して時間を節約する事について考えてみたいと思います。

時間は有限です

「共働きで家事に時間がとれない。」
「家事に時間を取られて家族の時間や自分の時間が持てない」

そのような問題を抱えている家庭は意外に多いのではないでしょうか?
何故時間は無いのでしょうか?それは全ての人間が、時間は有限で1日24時間しか与えられていません。働けばお金を増やすことは出来ますが、時間を1日25時間や30時間など増やすことは出来ません。つまり、今ある時間の中でやりくりするしかありません。
そこで、時間を有効活用するべく、限られた生活時間の中で家事にかかる時間を節約し、自由な時間を手に入れる方法があります。それが、家事代行サービスです。

代行サービスの台頭

世の中には、家事や生活に費やされる時間や手間を節約、または代行しパフォーマンスの最大化を目的とするサービスや商品が増えています。
例えば、次のようなものが該当します。

<家事全般>
・掃除、食事、洗濯にかかる時間と手間の節約
「家事代行サービス」

<食>
・食器洗いにかかる時間と手間の節約
「食洗機」
・食事の支度にかかる時間と手間の節約
「惣菜販売や弁当」
・安心安全な食材選びと調理にかかる時間と手間の節約
「有機・無添加食品のミールキットの通信販売」

<衣>
・服選びにかかる時間と手間の節約
「コーディネート代行サービス・洋服レンタルサービス」
・服の乾燥にかかる手間の節約
「乾燥機」

<その他>
・買い物にかかる時間と手間の節約
「買い物代行」
・運転の手間
「運転代行」
・縫い物に費やされる手間
「縫い物代行」
・草刈りの手間
「草刈り代行」

これ以外にも様々なサービスはありますが、時間と手間を省いて自由な時間を手に入れる為に、お金を使い結果的に高品質なサービスを利用出来るのが、これら代行サービスの特徴です。

代行サービスとしてのクリーニング

洗たくは、日々生活するうえで欠かせない行為です。というのも、コンスタントに着用後の服や下着を洗わなければ次に着る服や下着が無くなってしまうからです。毎日ずっと同じ服や下着を着用するのは衛生的に考えても良くありません。
しかし洗たくは、想像以上に面倒なプロセスなうえに時間も掛かり、それこそ代行サービスを使って洗たくに費やされる時間や手間などのストレスから解放されたいと考える方も多いのではないでしょうか?
では実際、「洗たく」というのはどれだけ複雑なのか分解してみましょう。
家庭洗たくには大きく分けて「洗浄」と「乾燥」と「収納」の3つのステップがあります。

実は洗たく工程は複雑で工数が多い
洗浄乾燥収納
①服の仕分け自然乾燥①洗濯物の取り込み
②洗剤の使い分け①干す場所の選定②たたみ
③洗剤の量②干し方③アイロンがけ
④洗濯方法の選択 (洗濯機か?手洗いか?)③干す時間(タイミング)④収納
⑤洗濯機の場合は洗濯物の量の確認乾燥機⑤衣替え(長期保管)
⑥洗濯機の場合はコースの選択①乾燥機の使用の可否確認
⑦前処理②温度の設定
③量の確認
④時間の設定

各ステップにおいて、実はこれだけ考える事や、行なう事があります。
そして例えば、「色移り」や「収縮」や「色焼け」など家庭洗たくで起きる失敗は、上に挙げた項目の中での無知や不注意によるものに起因している可能性が高いです。つまり知っておくべき情報や行なうべき事があるのですが、安易に捉えられがちです。

洗濯時間

洗たくといえば、手間であると同時にある程度時間がかかります。また、家庭ですとマンション暮らしの場合は特に、騒音問題などから洗濯機を回す時間帯にも気をつかう必要があります。では、洗たくには一体どのぐらい時間がかかっているのでしょうか?もちろん各家庭により状況は異なりますが、計算してみましょう。

<前提>

1:洗濯時間は1回当たり30分。
2:干す時間は1回当たり10分
3:畳み・収納時間は1回当たり15分

洗たくにかかる1回当たりの合計時間は55分≒1時間

以上を踏まえて、仮に1週間に3回洗たくする場合に費やされる時間は以下の通りになります。

・1週間当たり3時間
・1月当たり12時間
・1年当たり144時間

クリーニングサービスの利用で安心と時間の獲得

このように普段の洗濯物を洗うのは、意外に手間と時間がかかっていることが分かると思います。
もちろん全ての洗濯物をクリーニングという代行サービスに依頼するのは難しいかもしれませんが、少しでも注意が必要な衣類などはクリーニングに出したほうが安心と時間の獲得に繋がります。
節約志向などから、特にウール素材やシルク素材など水の影響を受けやすい品物や、カーテンなどの大きい品物などを家庭洗たくでチャレンジする方もいらっしゃいますが、時間と手間がかかるうえにリスクも伴います。
節約の為に行ったのに洗い方を失敗して品物をダメにしてしまったり、クリーニング店での復元に頼る結果になれば、余計なお金がかかり本末転倒です。はじめからクリーニングに依頼しているほうが安く済んだり、品物をダメにしなくて済みます。

賢いクリーニング利用術~しまい洗い~

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例えば夏用で白系のTシャツやシャツ類、ポロシャツなどをシーズンが始まる前にクローゼットから出したら首回りが黄色く変色していた!なんて経験はありませんか?もちろん、長期保管前に自宅でしっかり洗濯したはずなのに起こる現象です。この原因は、家庭用洗濯機や家庭用洗剤だけでは落とし切れない汚れが残ってしまい、それが時間の経過とともに酸化し変色として表れた結果です。

また、丁寧に畳んでいなかったり収納方法が悪く、同じくシーズンが始まる前にシワが寄ったり型崩れを起こしたりしてるケースもあります。

そこでこのような問題解決方法として、衣替え期にシーズン中自宅で洗っていた品物も一緒にクリーニングに出してしまうという方法です。つまり「しまい洗い」を行うのが良いでしょう。
クリーニングでは、家庭洗たくでは落とし切れない汚れもしっかりと落とす為、酸化による変色は起き難いのです。また、仕上げも丁寧に畳みやゆとりある保管を行います。その為、シワや型崩れも防げる訳です。

クリーニング店の保管サービスも

クリーニング店によってはシーズンが終わった後、クリーニングと長期保管のサービスを行っているお店もあるので、お店の方に聞いてみると良いでしょう。自宅の収納スペースが限られている方などは、是非有効活用してみてはいかがでしょうか?

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