環境に対する配慮、限りある地球資源に対する配慮は人類として当然の責務であり、『環境の世紀』『循環型社会』を迎えた今日、地域・分野・職種を問わず最優先で取組むべきテーマであるといえるのではないでしょうか。
そこで、クリーニング業は国民の消費生活に直結しており、また溶剤等を使用する業種であるが故に、業界が顧客と共に環境への配慮ある行動を積極的に実践していく「エコロジカル・クリーンライフ」を提唱しております。
エコロジカル・クリーンライフとは
クリーニング業界はこれまで、顧客の大切な衣類に再生・加工サービスを施すことを通じて、清潔で美しいゆとりある快適な生活の提供に貢献できるよう『クリーンライフ思想』を提唱してまいりました。
そして、この従来の姿勢に「環境への配慮」、すなわちエコロジカルな視点・発想を加えた考え方を『エコロジカル・クリーンライフ』とし、クリーニングサービスとして提供しているポリ包装、ハンガー類の3R(省資源化・再利用・再商品化)の推進を通じて家庭から排出されるゴミの減量化に貢献し、循環型社会形成の一翼を担う取り組みに着手しております。
そして可能な限り、"クリーニング店からゴミとなるものを家庭に持ち込まない"ことを究極の目標に活動しております。
参考:
>> 3R政策(経済産業省)
クリーニング業における3Rの取組み
クリーニング業は、"汚れて着れなくなった衣類を再び着れるように綺麗にする"ことをサービスとし、少しでも長く衣類を楽しんで頂くことを目的としております。つまり、衣類のリユース(再利用)を生業としております。また、その他にも組合では、様々な省資源化の取組みを推進しております。
クリーニング業とリデュース(発生抑制)
マイバッグをご利用ください
当組合では、マイバック(エコバック)の利用を組合加盟店を通して推奨しております。
この活動は、お客様がクリーニングサービスをご利用になり、商品を受け取る際に発生するお持ち帰り袋を削減し、省資源化に努めることを目的としております。
現在マイバックは、組合加盟店の多くで利用されており、お客様からも大変ご好評を頂いております。
クリーニング業とリユース(再利用)
ドライクリーニング溶剤は洗浄後フィルターを通して再利用しています
水洗いの場合は、汚れと一緒に洗剤をその都度排水しておりますが、ドライクリーニングは通常フィルターを通して溶剤を再生浄化しながら洗い、洗浄後直ぐに廃棄することはありません。現在ドライクリーニング用洗濯機のほとんどが、この仕組みを取り入れております。
ハンガーの再利用・再製品化
クリーニング業界では現在、大きく分けて針金とプラスチックの2種類のハンガーを使用しています。そして、2種類共にリユース(再利用)やリサイクル(再製品化)が可能です。
お詫び訂正:以前このページ内にて針金製ハンガーはリユース(再利用)が困難である旨記載がございましたが、リユース及びリサイクルは可能です。また、諸外国(特にアメリカ・ドイツ)では針金ハンガーのリサイクルは一般的な文化として根付いています。
この度は誤った情報を掲載したことについて関係各位の方に対し深くお詫び申し上げます。